最期の日

旅行先でのナナとの思い出の写真

皆様、この度はお悔みや励ましのメッセージをいただきまして、本当にありがとうございました。

こんなにたくさんの方々がナナのことを応援してくださっていたと知り、とても嬉しく思います。m(__)m

皆様の温かいメッセージは何度も読ませていただきました。どれほど元気づけられたことでしょう。心から感謝しております。

それでは、ナナの供養のために、亡くなるまでの数日間の様子を少し書かせていただきたいと思います。

お庭で過ごすナナ

お庭で過ごすナナ

ナナは、亡くなる一週間ほど前から、またほとんどゴハンを食べなくなりました。

流動食の味を工夫して少しでも飲んでもらったり、栄養補給のために病院で点滴を受けたりして、なんとか命を繋いでいる状態。

これまでは一日のほとんどを寝て過ごしていたのに、ずっと目を開けて起きているようになり、私の様子をじっと見ていることが多くなりました。

目には力が感じられず、生命力が薄れてしまっているようでした。

そんなナナの様子が心配で心配で、一人にはさせたくないので、私は仕事を減らしてできる限りナナの傍にいました。

仕事から帰ってきた時、ナナは目を開いてくれるのか、ちゃんと息をしているのか、不安で仕方ありませんでした。

亡くなる前日の夜も、ほとんどゴハンを食べませんでした。

なんとか食べさせようと、味を変えて何度もゴハンを作り直したら、ほんの少し食べてくれました。

でもそれ以上は、「もういらない」って。

流動食をシリンジで流し込もうとしても、飲み込みませんでした。

流し込んだはずの流動食が、口から外にダラダラとこぼれました。

今考えると、本当はもう食べたくないけれど、私が必死に食べさせようとゴハンを作り直していたので、少しだけ食べてくれたのでしょう。

やさしい子です。

でももういらない。もう食べられない。そんな気持ちだったのだと思います。

それでも、お水はよく飲んでくれましたし、少しだけでも流動食も飲んでくれましたから、すぐにお別れが来るなんて思いもしませんでした。

旅行先でのナナとの思い出の写真

翌朝、3日ぶりに立派なうんちが出ました!

いつものように蒸しタオルで体を拭いて、お尻も拭いてあげたら、もう一度うんちが出ました。

私はとても嬉しくて、「ナナちゃんよかったねー!」と思わず声を出してはしゃぎました。

排便があったし、体の調子が良くなってきているのかも!

ナナがもう少し頑張れるような気がして、少し安心しました。

この日はお天気が良くて、めずらしくポカポカの陽気。

ナナがいつも寝ている座敷の部屋をきれいに掃除して、ポカポカと陽のあたる窓際に毛布を何枚も重ね合せて寝床を作り、お気に入りのバスタオルを敷いてあげて、その上に寝かせました。

いつもナナを寝かし付ける時に歌う子守唄を、朝からいっぱい歌ってあげました。(ナナのために作った、「ねんころりんの歌」というのがあります…。笑)

たぶん、ナナは久しぶりに私が明るく笑っている顔を見たのでしょうね。ナナもつられて笑っているようでした。

私は、この日の正午に、近くのはり灸院に行く予定がありました。

今ではもうすっかり治りましたが、この時は後頭部がズキンズキンと痛くて、時々めまいを感じることがあったんです。

一時間ほどで帰る予定でしたので、ナナにお留守番をお願いしました。

ナナが私に、「私は大丈夫だから治療にいってらっしゃい!」と言ってくれたような気がしました。

出かける前、「ちょっと行ってくるからね。ナナちゃん待っててね!」

そう声をかけて、扉を閉めました。

でもなぜか一度戻りたくなって、ナナのもとへ行き、ナナと目を合わせて「行ってくるね!」と声をかけ、顔を撫で撫でして別れました。

旅行先でのナナとの思い出の写真

一時間後、急いで帰ってきてナナのもとへ行くと、ナナは同じ姿勢でこちら側に顔を向けて、かわいい顔で目をつぶっていました。

でも、いつもと様子が違うことがすぐにわかりました。

息はなく、動きもありませんでした。

まだ体は温かくて、生きているような、安らかな寝顔でした。

その後、私が何を獣医さんにお電話でお話しして、どのようにナナを車で病院に連れて行ったのか、動揺していてあまり覚えていません。

病院では、涙が邪魔をして先生のお顔を見てお話しすることができませんでしたが、先生に、「大往生でした。ナナちゃんは本当に立派でしたね。」と言っていただきました。

天国に旅立ったナナ

本当に不思議なんですが、亡くなったこの日から3日間は、仕事を入れていませんでした。

そういえば、今までも、ナナを病院に連れて行かなくてはいけない日は私がお休みの日ばかりでしたね。

今年に入ってからお休みをたくさん取っていましたので、翌週からは少し仕事が忙しくなる予定でした。

そうなると、ナナを一人にする時間が増えてしまい、心配で心配でたまらなくて、どうしようどうしよう…と毎日悩んでいました。

そんな心配をさせないようになのかはわかりませんが、ナナは逝ってしまいました。

もしかすると、私が悲しむから、私のいない時に旅立ったのかもしれません。

気を使わせてごめんね。ありがとう、ナナちゃん。

ナナは私の誇りです。

旅行先でのナナとの思い出の写真

でも、ナナがいなくなったことをまだ受け入れられないのです。

ナナの寝床の前に座って、今までと同じように「ねんころりんの歌」を歌ったり、お話ししている私を見て、夫は、「ナナはもうそこにはいないよ。今頃、天国で元気に走り回っているよ。」と言いました。

夫は、毎日ナナと夢で会っているそうです。羨ましい…。

息子は、ナナのお葬式に間に合うように飛んで帰ってきてくれました。

あの日、はり灸院に行ったからでしょうか、私が悩んでいた頭痛は和らぎました。

このことをワンちゃんやネコちゃんを看取った経験のある親しい先輩ママに話してみたら、こう言われました。

「ナナちゃんはあなた想いの子だったから、悪いものも全部一緒にお空へ持って行ってくれたのよ。」

そして、

「あなたを守るために、いつも会いに来ているわよ。」と。

旅行先でのナナとの思い出の写真

長文&乱文を読んでいただき、ありがとうございました。

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コメント

  1. 慶次郎丸 より:

    とうとう、ナナちゃんが逝ってしまったのですね。
    いつかは、逝ってしまうと分かっていても、その時がくると
    辛いものですね。
    ナナちゃんの亡くなる数日間の文章を読んだだけで、号泣してしまいました。
    うちのウィリーも、いずれナナちゃんのそばに行きますが、柴の可愛い女の子が大好きですから、口説いて怒られるかも知れません。
    ナナちゃんは、midoriさんを見守るために先に旅立ったんです。
    泣くだけ泣いたら、ナナちゃんの為に笑顔に戻ってあげてくださいね!! 慶次郎丸からの願いでもあります。

  2. 姫丸 より:

    midoriさん、こんにちは。
    まだまだ悲しみの中、ナナちゃんの最期の様子などを知らせてくださったのですね。
    読んでいる間、涙が止まりませんでした。私ももう少しの間midoriさんを見習って介護頑張ります。
    ナナちゃんの旅行?の時写真や、お庭で嬉しそうなのナナちゃんの写真が見れてよかったです。
    ロープーウェイに一緒に乗ったのですか?本当に愛されて育ったんですね。そして、とってもお利口さんだったんですね。
    ナナちゃんは誇りです!というmidoriさんの言葉に感動しました。きっとナナちゃんもやさしいmidoriさんの事、誇りに思っていますよ。
    天国でみんなに自慢していると思いますよ(*^_^*) ゆっくりしてくださいね。

  3. のん母 より:

    拝見いたしました。
    克明に覚えていらっしゃり、ここに記してくださったことに、あらためてmidoriさんがナナちゃんへ言葉につくせないほどの思いで一生懸命お世話された様子が浮かびました。
    まだそのときを迎えていない私が言うのもなんですが
    受け入れられる時間はきっときっと人によって違います。
    先輩ママさんの言葉、私も胸にしみました。
    まだお疲れも残っていらっしゃるでしょう。
    どうぞ、ご自愛くださいませ。

    お出かけ、お庭で番犬時代のナナちゃん、どのお写真も家族と一緒で嬉しいなー と言っているようです。

  4. yumisuke より:

    読ませていただき涙がとまりません。
    ナナちゃんはほんとにやさしい子です。
    midoriさんを悲しませないように、
    そっと旅立ったのでしょう。
    きっと眠るように安らかだったと思います。

    ナナちゃんはmidoriさんの誇り。
    この言葉にじーんときました。

    ナナちゃんは本当に愛されて幸せでしたね。

    ナナちゃん ありがとう。

  5. ひよまん。 より:

    はじめまして。
    ずっと ブログをのぞかせてもらっていました。

    ナナちゃんの最後のお顔 穏やかですね。
    ご家族のあたたかな愛情に包まれてたことが
    このお顔でもわかります。
    midoriさんの 頭痛のことやお仕事のことを
    考えてくれてたとしか思えないタイミングでしたね。
    とっても優しい子ですね。(^-^)

    私がこちらのサイトに行きついたのは
    我が家の老犬の介護を検索していた時でした。
    15歳と10か月のmix犬「ぶん」も
    先日2月11日にお空に行きました。
    ナナちゃんより少しだけ早く空の住人に。
    きっとぶんがナナちゃんと一緒にいてくれるだろうなと
    今・・・思っています。だからmidoriさん安心してください。
    ちょっとたよりないホストですけどね。

    私もまだ ぶんが居なくなったことを実感できないままです。
    毎日毎日ホロホロと涙が出ます・・・。
    けど少しずつ少しずつ 思い出にしていきたいと思っています。

  6. ジョニーの母 より:

    読ませていただきました。
    ナナちゃんの供養のためにと記されたのですね。
    midoriさんのナナちゃんへの愛情が伝わり
    涙なしでは読めませんでした。
    本当に素晴らしく、感動いたしました。

    ナナちゃんは、賢くやさしい子ですね。
    飼い主さんに似るのですね。

    ねんころりんの歌、歌ってあげてください。
    midoriさんの歌声はきっとお空にも届きますから、
    ナナちゃんは、喜ぶと思います♪
    ジョニーにも一緒にお空で聴かせてもらっていいかな?ナナちゃん!

    midoriさん、くれぐれも御身体大事になさってくださいね。
    そして、ナナちゃん!!ありがとう。
    お空に逝った3ヶ月先輩のジョニーと仲良くしてね!
    かわいいナナちゃん! いつまでも大好きだよっ!!

  7. ごまねぇ より:

    なんて。。ナナちゃんはいい子なんでしょう。
    涙で何も書けません。

    「ねんころりん」の歌をお空に向かって歌ってあげてください。
    きっとナナちゃんの所に届きますから。

  8. karasu より:

    先日お邪魔したものです。
    ナナちゃん亡くなられたんですね。
    うちのMIX犬13歳も毎日跛を引きながら、体を吊ってお散歩しています。
    亡くなる日の朝ナナちゃんが振り返っている写真の顔が、ウチの犬によく似ていて、思わず涙が出ました。
    老犬は手がかかりますが、そのぶん愛おしいもので、我が家でも子犬時代より可愛がってもらっています。
    苦しまず、すっと旅立たれたナナちゃんは幸せだったと思います。
    ただ、その時に抱いていてやれなかった思いはずっと続きますね。
    多分、私も同じだと思います。
    その時に傍に居てやる事が出来るかどうかわかりませんが、居れば居たでまた辛い瞬間になってしまいます。
    せめて、まだ動けるうちは精一杯の愛情を注いでやりたいです。
    お体を痛めないよう、ご自愛ください。

  9. karasu より:

    あ、写真間違えてました。
    ナナちゃんがロープウエイに乗ってる写真でした。
    本当に可愛いですね。

  10. ミッチー より:

    まだまだお辛い中、ナナちゃんの最後のご様子を教えてくださり、有難うございました。

    ナナちゃんは最後にmidoriさんの嬉しそうなお顔を見て旅立ったんですね。ナナちゃんは悲しいい顔ではなくmidoriさんの嬉しい顔を憶えて旅立ちたかったのかもしれませんね。
    ナナちゃんは賢くて優しくてとっても可愛い女の子です。midoriさんのいっぱいの愛情を受けて幸せだったね。

    じじ様がそちらへ逝ったらうるさいかもしれないけれど、一緒に遊んでやってね。

  11. うめや珈琲 より:

    ナナちゃん、ママの夢にも出て来てあげてね。
    ママが泣いたら悲しいよって言ってあげてね。

    今は何をするにしても、ナナちゃんのことを思い出してしまうと思います。
    涙が止まらないでしょうね。
    でも、悲しい顔してるとナナちゃんが心配するよ。
    少しずつ元気になってくださいね。

  12. まつのさん より:

    初めまして
    他人事のように思えずコメントさせていただきました。
    うちには柴mix15歳女の子名前は『ナナ』でした。
    先日2月26日にお空へ旅立ちました。
    認知症になり母と8カ月間の介護をしました。

    毎日昼夜逆転の生活や疲労感、毎日が嫌になりましたが
    急に行ってしまったので後悔と脱力感がすごいです。
    まだ信じられない気持ちがありますが
    受け入れて前に進みたいです。

    コメントになってなくてすいません。
    長文失礼しました。

  13. きやみ より:

    今日初めてこちらに来ました。涙が止まりませんでした。ウチは7月で16才になるおばあちゃん柴です。尾のクルンとしたフサフサが抜けて、針金のような先っぽで寂しくなってます。
    いつかナナちゃんの所にいくと思いますが、それまでしっかり接していきたいです。

  14. きよちゃん より:

    涙です。きっとナナちゃんも傍らで見守っていますよ。
    私も2頭の犬を看取り現在5匹の多頭飼いをしています。
    そのうちの一匹が直に15歳になるボーダーコリー、イギー女の子です。
    認知症になり足腰の踏ん張りができにくくなっており留守中はオムツを使用しています。認知症になると吠えることが多くなると見聞きしますが我が家では吠えることはない、吠える力もなくなっているのかも?
    私の未熟さゆえにイギーとの距離がありましたが今では抱っこすると
    頭を私の腕にゆだね甘えてくるようになりました。
    可愛いです。少しでも長生きしてね!


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